盂蘭盆会にて・・・

「置かれた場所で咲きなさい」というようなタイトルの本があったかと思いますが、人は、自分の今の状況に不満やストレスがあって、人のせいにしたり、自分の不運を恨んだりします。今ここにいて(望まないことかもしれないけど)やることがあるというのは、やはり何かの理由があったり、自分の選んできたことの結果なんだけど。

 

なのに、文句タラタラなんですよね…

ごめんなさい、申し訳なかった。

 

ここは

盂蘭盆会の始まる前の長楽寺さんの本堂です。

この景色を見て、私は大いに反省しました。

この子は、長楽寺の境内で生きる意味や、今日という日は何の日か、まるですべてわかっていてここにじっと座っているのです。そして、カメラ目線です。

お勤めご苦労様です。

恐れ入りました。

 

 

長楽寺さんの盂蘭盆会は、周辺道路が渋滞し、2~3時間の参拝待ちの行列ができる大きな法要ですので、気軽な気持ちで、ちらっと覗いていただくことはちょっと難しいので、なかはどんなんなんだろう?と思われるかたも多いかと思います。

人間の法要でも「お盆の送り火」ってありますが、お別れした犬猫たちの為に行うのが、長楽寺さんの動物盂蘭盆。

境内は法要待ちの列がずっと続き、僧侶の方は読経の中一つ一つの子の名前を読みあげ、卒塔婆を大きな炎の中で炊き上げます。これが送り火なんですね。炎とともに、また天へ帰っていくんですね。

その後、わんちゃんねこちゃんへの思いを書いた短冊を提灯につけて、ろうそくを灯します。

夕刻から夜にかけて、薄暗くなる中、だんだん増える提灯の光。

 

 

忙しいのに、暑いのに、じっと、静かに待っている順番を待つ方々。

どの方も、同じ思いでここに集まっているのです。

 

 

今年は、昼過ぎから雨が降ったりやんだり…

開始ごろの4時は、傘が必要なお天気だったのですが、遅いお時間は、天気も落ち着いていました。

アニサポテントでは、雨に合わせて、フリマの作品を広げたり、片づけたりと、忙しくしておりました。犬猫の陶器や、雑貨など、たくさんお買い物していただきありがとうございました。

今保護している子たちも、いつまでもこうやって思っていただける家族と出会えるように、丁寧な譲渡をしていこうと、改めて思いました。