姫ちゃんのこと①保護の経緯

●姫ちゃんの飼い主さんのこと

姫ちゃんの飼い主さんは、病気を抱えながら毎日犬猫のために走り回っている方でした。

明るく元気パワー一杯で、言われなければ、病気治療中とは思えない人でしたので、実際そんなことは知らず、犬猫の相談事を頼んでいる人もいらっしゃったでしょう。そして嫌とも言わず、引き受けてあげていたと思います。

 

この人のおかげで命が助かった犬猫は相当数いたと思います。

 

アニサポとも、一緒に里親探しをするなど、数年間協力関係にありました。

 

何度か入院治療、復活を繰り返していましたが、残念ながら、病には勝てず…

そのころには、まだ生き先の決まっていない保護犬猫のことや、自分の飼っている子たちの行き先もきちんと考えていて、それぞれにお願いをされていました。アニサポには「月君、姫ちゃん兄妹のグリフォンの里親さんを探してほしい」と言われていました。

最期にお会いできた時、もう、声は出せなかったけど、私たちを確認してうんうん、とうなずいてくれて・・・今までお疲れさま!月姫の子とは任せてね、心の中でと伝えてきました。

 

今は、お空の上から🌈虹の橋組の犬猫達と一緒に

姫ちゃんのことを守っていてくれると思います。

 

 

 ●アニサポにやってきてから

 月君姫ちゃんは、とても仲の良く、お互いが支えあって暮らしていたようで、

今回飼い主さんと別れるという大きな環境変化があったため、まずは兄妹一緒に預かりボランティアさん宅に行きました。特に姫ちゃんは、月君がいないと不安が強かったようです。

 ここまで支えあっているなら2匹一緒に、という方針で里親さんを探し始めましたが、いろいろな条件が折り合わず・・・ということがずっと続きました。

月日が経つにつれ、新しい環境に慣れ、ひょっとして別々でも行けるかも・・・ということで、月君にご縁が…  姫ちゃんも無事お別れができました。

そして、もともと、心臓疾患があった姫ちゃんがアニサポに残っているという状況です。

 

心疾患は寒さが大敵です。発作が起こってしまうと、命のカウントダウンが始まってしまいます。2022年からの冬は、お薬で上手にコントロールしつつ、大好きな散歩も我慢させ(涙)、時に病院にかかることもありましたが、何とか乗り越えてくれました。

今、暖かくなって、姫ちゃんは譲渡会にも来れるようになりました。

 

 この写真は、2023年5月の譲渡会でのおすまし姫ちゃんです。